目を開けてよ、ねぇ

ハリー７巻、読み終わりました。
ヤバイです、色々ヤバイ。
ネタバレ満載なので、読みたい人だけ読んでください。
闇側に偏った感想なので、オススメしません（笑）

起きて、先生、お願いだから！！

裏切りがバレたとか、そんな理由じゃなくて。
ただ、杖の所有権のためだけに殺されるなんて。
しかも死の呪文じゃなくてナギニに首を噛み切られるなんて。
描写が痛いよ。
シリウスのときみたいに「もしかしたら･･･」とも思わせてくれないラスト。
長いこと出てこなくて待たせて待たせてそしたらコレって･･･
卿が死んだことよりよっぽど悲しい。
読みながら泣きました。
憂いの篩に残ってた先生の記憶を知ってさらにボロ泣き。
愛おしくて大切で。
喧嘩別れになっても、敵対する道に進んでも。
それでも大切で。
裏切りの報復を知っていても、自分の全てをかけてでも。
守りたくて、守れなくて。
遺された息子を守れと言われて、でもその子は最も憎い人の息子でもあって。
複雑な思いを抱えながらそれでも守って。
ハリーをドラコをホグワーツを守るために恩師を殺して。
いろんな人に憎まれながら守っていた相手にまで憎まれながらそれでも最後まで守って。
自寮贔屓で性格は良くないし言うことだってキツイし。
自分から望んでる部分があるとはいえ不器用で周りは敵ばっかりで。
ほとんど独りで戦っていて。
周りには何にも言わないで記憶は憂いの篩のなかで。
馬鹿野郎です、本当に馬鹿。
そんなキャラが好きになっちゃったんだから、仕方ない。
あぁ、もう本当に泣ける。
どうしよう、ほんと。
救いがあるとすればハリーもドラコも生き残ってちゃんと平和な家族を作ってたことかな。
守ろうとしてたものはちゃんと守れたんだから。


卿。
読む前から覚悟はしてましたが、やっぱりお亡くなりに･･･
先生みたいに涙を誘うような死に方はしてないんですが。
それでもやっぱり悲しい。
卿は本編中で散々書かれてるように愛を知らなくて。
生い立ちのせいもあって愛なんて信じてなくて。
世の中の全ては道具。
頼りになるのは力。
そうやって自分の世界を閉じてしまった。
たくさんの部下に囲まれながらも独り。
それはすごく哀しいことなのに本人は哀しいだなんて気付かなくて。
そのまま死んでしまって。
それが悲しかったです。
生き残っていたら愛というものに気付いたのかと言われれば、それは無いと思うんですが。
それでも、もしかしたら気付いたかもしれない。
あれだけ人をたくさん殺して、それでも生き残るなんて話として成り立たないんだけど。
生きていて欲しかったです。

･･････今日の感想はここでやめておきます。
主人公サイドの感想はまた今度。
今日書くと、きっと収集がつかなくなるので。